騒音と足裏の汚れ

フィリピン人と日本人との大きな違いに騒音と足裏の汚れに対する神経の違いがある。これはどうにも乗り越えることの出来ない精神的肉体的、文化的違いがあるように私には思える。先ず騒音であるが、フィリピン人は良く言えば大らかで開放的、悪く言えば音に鈍感、無神経だといえるだろう。度肝を抜かれることにパーティでのカラオケがある。夜10時11時より始まり、酷いときはオールナイトでがなっていることがある。日本でなら確実に逮捕ものであろう。日本人から言わせればその無思料、無神経が理解できない。フィリピン人同士がお互い様であると考えているだろうことまでは想像できるが、それを真夜中2時3時まで他人が寝ているときに下手な酔っ払いががなり立てて良とする神経は大よそ日本人には理解の他であろう。とは言いつつ私もそれを遠くに聞きながら、バカ奴のうわごと共に熟睡もしたが。もう一つ、タクシーを捕まえたいときには人はそれが来るのをあちこちと目をやるものであろう。それが当地フィリピン人はそうしないものかどうかは定かではないが、タクシーがいちいち前を向いて歩いている人にビービーと警笛を鳴らして自己の存在を広告しながら通過する。この熱暑、埃っぽい街中で客を獲得せんがために他人の迷惑など微塵も気遣うことなく競争してビービーと鳴らし通過する。タクシーやジープニーに乗る必要も無いゆえ知らぬ振りをして歩いてもいるのだろう、人というものは。こんなことは決して経済の問題でもなければ物理的問題でもない。まったく下らぬ慣習でしかない。バカじゃなかろうかと思ってしまう。騒音という単語を経済的理由から彼らは持ち合わせていないのかもしれない。もう一方の「足裏の汚れ」。これはもう抜きがたいというか御し難いというか、基本的に家の外と内、上と下を区別するという生活観念態度というものが無いゆえであろう。家から裸足で走り出てそのまま家の中へまた入る。汚してはいけない畳などというものが無い生活ゆえであろう、足裏の汚れは一切気にしない。もう一つ履物も影響しているのだろう。老若男女、幼少大人を問わず庶民の生活ではビーチサンダルというかスポンジゴムぞうりが一般的で、驚いたことに建設現場の作業者でさえ皆ゴムぞうりがスタンダードである。あまり釘というものを使わないからこれでも問題は無いのだろうが、とにかくぞうりはその構造から足は何も履いていないも同然汚れ放題。それが通常であるから足の汚れなどに気を配る人はいない。履物も脱ぎ捨てもいいところで、通常の日本人が見れば卒倒するような脱ぎ方である。履物を揃える慣習は無い。別の人がまたその脱ぎ捨てられたぞうりの上を踏みにじりながら部屋に入ってくる。それでベッドなりソファーなりの上にあがる。日本人にはとても気分の悪くなる神経である。靴の場合は土足で部屋に入る人も多いようだ。日本でも当家を訪れた豪州人が靴を脱ぎ捨て、履くときは土間に靴下のまま直に下りて靴を履くのを見た。となると足裏の汚れを気にするのは特異な日本人だけの文化か、経済は関係ないのか。
お出でませ、体験滞在、ダイビングの宿に。
民宿GreenDavao
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